低い?鉄塔(3)
山間部を進む送電線は、市街地ほど電線の高さを
気にする必要がないためか、とても低い鉄塔が存在する場合があります。
横須賀火力発電所と京浜変電所を結んでいる
東京南線1.2号線も、完成年が昭和35年と古いため、
高さが低い鉄塔が一部に存在します。
その中でも高さがとても低いとプレートや見た目で判断できた鉄塔が3基あるので紹介します。


まずは4号鉄塔。
くりはま花の国から入れる巡視路を進むとこの鉄塔にたどり着きます。
高さは36Mと275kVにしてはとても低いです。
市街地だったらまず建て替えられてしまう高さです。


次は5号鉄塔。高さは4号よりさらに
低い35Mです。あまりの低さのためか、周りの木々がかなり
伐採されていました。


最後は9号鉄塔。周りの市街地化により
柵で囲われ、さらに鉄塔の場所だけ崩されず
高く残っています。このために建て替えを免れているようです。
高さは確認できませんでしたが、
見た目から判断して5号鉄塔のようにかなり低いです。

東京南線は、1.2、3.4号線ともにほとんどが建設当初の
鉄塔で構成されている送電線です。昭和30年代建設なのに
ほとんど建て替えがされていない東京南線は
貴重な存在です。
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