小田急ロマンスカー
VSE50000形

VSE50000形は2005年に華々しくデビューしました。10000形以降途絶えていた展望席が復活し、小田急ロマンスカーに新風を巻き起こしました。
 VSEのVは「Vault」で、その名の通り、車内の天井が丸い形状となっています。このため室内はかなり広くなっており、観光需要も多いロマンスカーに最適な車両となっています。その価値は、登場年にグッドデザイン賞、翌年にブルーリボン賞を受賞したことでもわかります。連接車体に白色の塗装、パンタグラフも1両に2つずつ2両とまとめられており、編成全体でみても優美さを見て取れます。現在活躍中の2本は、先代10000形の置き換え目的で登場しました。しかし、この2本以降増備がなく、運用は固定されて目にする機会は多いものの、数だけでみればレア物になっています。
小田急のフラッグシップとして活躍してきましたが、
連接台車や車体傾斜制御などの特殊設計箇所の改修が
費用の面などから見送られ、車齢は若いものの
2022年3月を持って定期運用を退くことになりました。

50001編成 50002編成

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